このブログは、2019年10月15日から2020年4月15日の6ヶ月間で21kgの減量をした経緯などを記録しています。※現在は1年間で-30kg達成


私はこれまで、ダイエットを成功させるためには意志の強さ(いわゆる気合いや根性のようなもの)が必要だと思っていました。
なぜならダイエットは、食事制限や運動などやりたくないことをやらなければならないからです。それらを乗り越える方法として思いつくのが根性論ではないでしょうか。
ところが私は気合いや根性はもちろんやる気すらない状態だったにも関わらず、6ヶ月間で21kgの減量に成功します。私にとって、それらの類はまったく必要ありませんでした。
やる気など出た試しがない!
ダイエットで失敗を繰り返してきた私がこれまでと大きく異なった点は《強い動機》を持っていたこと。気合いでも根性でもやる気でもなく今回は非常に強い動機がありました。
その正体は、お金です。お金に直結する問題だったため。つまり私はお金に目がくらんで痩せたということ(チャリーン!)。
この記事では、強い動機が必要な理由とその絶大な効果について紹介いたします。
損得で行動すること
ダイエットができない原因
ダイエットを決意しても行動に移せない(または継続できない)原因は、もしかしたら動機が足りていないからかもしれません。
雑誌やネットで「1日たった10分の筋トレでOK」のような筋トレメニューを見かけたとしても、私なら確実に「いやいやその10分ができたら苦労しないよ(自分の腹肉を手でつまみながら)」で、終わります。
それができてたら太ってないはず
ところが、1日10分の筋トレをするだけで翌日自分の口座に100万円(非課税)が振り込まれるという状況だったらどうでしょうか。
もちろんこれは極端な例え話ですが、もしそういう状況だったとしたら私は喜んで筋トレをするでしょう。さっきまで「いやいやその10分ができたら苦労しない」と、腹肉をつまみながら文句を言っていた私が。
このように人間は、自分にとってよほどの得か損(またはその両方)がないと行動に移すことができません。つまり、損得さえ発生すれば簡単に行動ができるということ。
なんとなく「痩せたいな」くらいでは動機が弱い可能性が高いです。なぜなら仮に痩せなかったとしても、自分が大損をすることはないから。わざわざ痩せる必要がないのです。
決意の動機と継続の動機
私は、ダイエットを「決意」させた動機と「継続」させた動機がそれぞれありました。特に後者の継続に対する動機はお金に直結しているので注目していただけたら幸いです。
決意の動機【損】
執筆業で生計を立てている私のもとに、ある日メインの取引先から「打ち合わせがしたい」と依頼をいただきました。A社(2名)・B社(2名)・私、の合計5名で行う3社ミーティングです。私はこの話が決まった瞬間にダイエットを決意しました。※2019年10月
なぜならブログ・SNS・連載していた媒体すべてに使用している私のプロフィール写真はまだそこまで激太りしていない頃(おそらく2017年頃)に撮ったもの↓だったからです。

しかし現実はこれ↓ですからね。

ウェブで執筆をしていると担当さんと顔を合わせない場合も多く、今回打ち合わせをすることになったA社・B社の両社ともに直接ご挨拶をしたことはありませんでした。
問題は私が太っていることではなく、写真と実物に大きな差があること。これは信用問題に関わります。メインの取引先ということもあり、初対面の印象で「おいおい詐欺写真かよ」と思われることだけは避けたい。
つまり私はダイエットをしないと自分にとって「損」をしてしまう状況に陥ったのです。そうして打ち合わせまで3週間を切った2019年10月15日からダイエットを開始しました。
継続の動機【得】
しかしながら、打ち合わせまでの3週間では約2kg(72.6kg→70.8kg)しか落とすことができずに終わります。
そううまくはいきませんね!
痩せる理由がなくなっため本来ならこの時点でダイエットは終了する予定だったのですが、私は下記の変化を感じ始めていました。
- 集中力UP
- 心身の安定
- 生理痛軽減
- 腰痛超改善
- 眠くならない
特に集中力が劇的変化!!
当時、私は1日10時間くらい執筆作業をしていたのですが、驚くべきことに半分ほどの時間でこれまでと同じ作業量をこなせるようになりました。これはとんでもない時短です。
つまり、2日分の作業を1日で終わらせることができるということ。月単位で考えると30日分の作業が15日間で終わるため、単純計算すると月の半分は遊んで暮らせます。
それまでの私はあまりに体力がなさすぎて、下記のような悪循環に陥っていました。
作業をしてもすぐに疲れてしまう(腰痛)→手が止まる→ツイッターを覗く→うっかり30分くらい時間が過ぎる→現実に戻る→しかし作業には戻れない
それが、食事で血糖値が上がりにくくなったことに加えて運動で筋力・体力がついたことにより、集中力に劇的な変化が起こります。


これらの効果は「得」しかなく、実際に作業効率が上がったことで収入が増えたためダイエットを継続する強い動機となりました。
「ダイエットはくっそ面倒くせぇけど金のためならまぁ仕方ねぇな!」
という気持ちで毎日やっています。しかしながらそれは私にとって「楽しくダイエット」のようなスローガンよりよっぽど現実的。
また、ダイエットで得た経験は今後自ら発信することができると思いました。
現在は、1年間で30kg減という「経験」がほしくて毎日めんどくせぇダイエットに取り組んでいます!※達成済
目標体重を設定する
長期スパンと短期スパン
継続する動機ができたためダイエットの本格始動を決意。目標体重の設定をしました。
目標体重については、長期スパンと短期スパンをそれぞれ設定すると軌道修正がしやすくなるのでおすすめ。これはダイエットに限ったことではなく、なにかの目標があるときに私が必ずやっている方法です。
年単位・月単位・日単位の3段階で設定することが多いかも
このとき「6ヶ月間で20kgの減量」を数値の目標として設定しました。この数値にいたった理由は下記です。
先述の通り、打ち合わせまでの3週間では約2kg減の実績でした。ということは1ヶ月間に3kgくらいなら落とすことができるはず。
それを6ヶ月間継続すれば18kg減。後半4ヶ月間は0.5kgずつ追加で落とせば6ヶ月間で20kg減も可能。その頃には筋肉もついていまより代謝も上がっている(と信じたい)。
1ヶ月間で3kg減量するには、15日間で1.5kg減。さらに刻むと1日100g減が目安。
うむ、不可能ではない気がする!
という思考回路のもと「6ヶ月間で20kgの減量」を数値の目標として設定しました。
数値と見た目について
このように、私は数値を気にします。
ところがダイエットでよく耳にするのが「数値よりも見た目が大事」という言葉。これについては私も本当に心から同意しています。
しかしながら、数値を気にしないと結果の推移が把握できないため私の場合は目標や達成感を見失いがち。ゴールがないマラソンをしているような感じ(ただただつらい)。
私にとって「数値を気にすること」は「数値で一喜一憂すること」ではなく、「数値を目安に舵をとること」です。
気温や湿度みたいなもの
日々の結果を可視化および考察することで、ゴールだけを見ることができました。
まとめ
ダイエットで失敗を繰り返してきた私がこれまでと大きく異なった点は、お金に直結する《強い動機》を持っていたこと。
しかし、この動機はおそらくすべての人に効くものでありません。自分の性格・環境・習慣を考慮した上で、行動してもいいと思えるような動機を見つけることが重要です。
ダイエットを決意してもなかなか行動に移せない(または継続できない)という人は、動機の部分を見直してみるのもよいかも。
損得さえ発生すれば、それはきっと大きな原動力となるでしょう。